新潟の30代女性、デング出血熱で死亡。今更聞けないデング熱の怖さとは…
厚生労働省が下記内容を発表した。
■新潟の女性、デング出血熱で死亡 フィリピンで感染か:朝日新聞デジタル
そういえばデング熱ってあったなぁ〜
と思い出されてる方が大半なのでは…
蚊の季節、真っ盛り。
今一度、デング出血熱の怖さを再確認してみよう。
デング熱
感染経路
ウイルスを持っているネッタイシマカやヒトスジシマカなどに刺されることで感染します。ヒトスジシマカは、ヤブ蚊とも呼ばれ、日本にも生息しています。不顕性感染を含めて感染した人を蚊が刺すと、1週間ほどでウイルス量が増えます。その蚊に人が刺されると感染する可能性があります。
人から人へ直接感染することはありません。
症状
2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、およそ2-4割の人に38~40℃の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。肺炎などの呼吸器症状が顕著に現れる感染症ではないので、通常、死に至る危険は少ないですが、関節などの痛みは激しく、英語ではBreak bone feverとも呼ばれています。通常、3~5日で解熱し、解熱とともに発疹が現れます。発疹は治りかけたときに出現します。
デング熱を起こすウイルスには4種類あると言われています。同じ型のウイルスに再び感染しても免疫によって軽症ですみますが、異なる型に感染すると免疫が過剰に働き重症化することがあります。重症化したものはデング熱出血熱またはデングショック症候群と呼ばれ、稀に死亡することもあります。感染後の発症率が数10%、そのうち重症化する患者が数%ほど、さらに重症化した患者の中で死に至る人が数%です。インフルエンザと比べると致死率がかなり低い病気です。
治療
血小板が低下し、出血を起こしやすくなるので、通常使用される鎮痛・解熱剤は控えるべきです。治療には小児にも使われるアセトアミノフェン(海外ではパラセタモールとの名で販売されています)が使用されます。
予防
ワクチンやウイルスを標的とした治療法はありません。
蚊が多い地域では虫除け剤の使用を考えましょう。流行地域では肌の露出に注意しましょう。
自覚症状が現れない人も多いので、流行地域から帰国したときには蚊に刺されないように注意しましょう。
インフルエンザと同様に流行地域と流行時期があります。旅行先でのデング熱の情報も見ておきましょう。
病院への受診と検査
デング熱は国内にない病気なので病院での検査ができません。医療機関が、地域の保健所と相談の上、地方衛生研究所(地研)ないしは国立感染症研究所(感染研)に検査を依頼します(デング熱診療ガイドライン[第1版])。
帰国時にデング熱が疑われ、検疫所で検査の必要があると判断された場合には、検査を受けることができます(検疫法第13条)。
デング熱は感染症法で4類感染症全数届出疾患に分類されるため、診断した医師により直ちに最寄りの保健所に届けられます。
感染の危険性のある地域
アフリカ地域、アメリカ地域、東地中海地域、東南アジア地域、西太平洋地域の熱帯・亜熱帯地域でみられます。日本でも輸入症例だけでなく国内発生例も報告されましたので、国内でも注意が必要です。
※上記、デング熱〜感染の危険性のある地域までの内容は
FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|デング熱を引用致しました。
来月にはお盆が待ち構えております。
特に、上記地域に旅行に行かれる方は、蚊からの感染に
十分お気をつけ頂き、楽しいバカンスをお過ごし下さいw
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